Q.ハムスターに味覚はありますか?
ハムスターは与えれば何でも食べるイメージがあります。
食べ物なら何でも良くて、味覚なんてないように見えますが?
味覚を感じる細胞は「味蕾(みらい)細胞」と呼ばれるもので、ハムスターにも同様にその味蕾細胞があります。
しかし、その数はかなり少ないようで、犬の味蕾細胞は約2000個と言われていますが、それよりもさらに少ないようです。
(人の味蕾細胞はおおよそ1万個といわれています)
それでも危険な食べ物を判断するために、敏感に出来ているようです。
グルメとは言えないでしょうが、味覚はしっかりとあるようです。
(とはいえ、主に臭覚や触覚で食べ物を判断している部分も大きいです)
ハムスターの好きな味は、甘味です。
甘味はカロリーが高い食べ物と判断されることから、好きな味になっているようです。
野菜や果物の甘い味のものは、水分を取り過ぎても食べようとすることもありますので、好きな味だからと言って安心すると体調を崩します。
逆にハムスターの苦手な味は、苦味と酸味です。
それでもハムスターは雑食なので苦味には強いようですが、酸味は特に苦手なようですね。
ハムスターの口の不思議?
ハムスターの口の裏側には、「頬袋」と呼ばれる器官があります。
ハムスターが口の中の頬袋に食べ物を貯めて、頬をパンパンに膨らませている姿をイメージする人も少なくありません。
ハムスターは環境的に生き延びるために、巣に食べ物を持ち帰る習性があることから発達した器官とされています。
基本的に頬袋は乾燥しているそうで、両頬を合わせると「ひまわりの種を70~100個ほど」頬袋に貯めて運搬できます。